劇団辞めてドイツ行く(34)「追加で10万払え」と言われた――2024年11月12日
語学学校の事務からメールで、「630ユーロ未払いがあるから払ってください」ときた。630ユーロというと、約10万円。そんなはずはない。エージェントには三か月分の学費と寮費を支払い済で、追加で必要になるのは教科書代だけのはずである。
100%何かの間違いなので、とりあえずエージェントに確認し、いったん委ねた。そしてその旨をメールすると、自動返信で15日までに不在と帰ってきた。20分くらいで返信したぞ。言いたいことだけ言いやがって。何があってもわけわからんまま10万払うというようなことは決してしないが、なんかイラっとしたな。
それでも料金的には、ポツダム広場近郊であることも加味すると、学費と合わせてまあまあな金額であるし、教室が3階、寮が4階と同じ建物ですべてが完結するので、時短にもなる。移動時間で苦労したくない。
小中高大と、すべて家から学校までかなり距離があって毎日それを恨めしく思っていた。子どものころからの人生の貴重な時間を毎日何も生み出さない「単なる移動」に使ってしまったことが悔やまれる。足腰が強くなるとか言われたが、結局振り返ってみるとあまり関係がなかったように思う。
そんな恨み言を今更言っても仕方がないが、そのため、自分で選択できるようになってからは、土地の利便性を重視するようになった。安いからといって、郊外に住むことが必ずしもよいとは限らない。日々1時間、30分を、何も生まない移動に費やすことの意味を、人生を通して知った。
それにしても、15日まで宙づり状態はめんどくさいなあ。絶対払わんけど。というかそもそも630ユーロは、ポンと払えんぞ。どういうことなんや。
※こちら確認済み、学校側の誤りでした。