ヨーロッパ観劇記録
【ドイツ 演劇】Ein Volksfeind(トーマス・オスターマイアー演出、イプセン作『民衆の敵』)――2025年2月16日 シャウビューネ劇場 Schaubühne

作:Henrik Ibsen(ヘンリック・イプセン)演出:Thomas Ostermeier トーマス・オスターマイアー観劇日:2025年2月16日初演日:2012年9月8日上演時間:2時間30分(休憩なし) 前売券は完 […]

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劇団辞めてドイツ行く
劇団辞めてドイツ行く(45)屋上を警戒せよ/オスターマイアー演出『民衆の敵』シャウビューネ劇場――2025年2月17日

屋上を警戒せよ  語学学校の寮に到着。いろいろわかってるので説明は省略していいよと伝える。14日にベルリン入りしてから数日間は別の場所に泊まらせてもらったのだが、ポツダム広場周りとは全く雰囲気が違ってそれだけで面白かった […]

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劇団辞めてドイツ行く
劇団辞めてドイツ行く(44)またドイツきた――2025年2月15日

かしこくなりました  だいぶ学習した。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」というが、やはり経験の力はすごい。インターネットの時代になっても、結局は経験から学ぶほうが効率がいいのである。 関空からイスタンブール  費用が […]

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芸術嫌悪――ほんとうに子どもたちに“演劇”を与えることは正しいのか

 30歳を越えて、同級生の多くが子どもを育てるようになったり、友人の子どもと触れ合う機会も増えた。すると、子どもと自分がどう関わるべきなのか、子どもたちから自分はどう見えているのか、など、たまに考えるようになった。いちお […]

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【戯曲を読む】No.17 深津篤史『うちやまつり』――なんすか、これ。先輩。(1998年、第42回岸田國士戯曲賞受賞作)

深津篤史『うちやまつり』白水社、1998年 ※初演:1997年、12月、伊丹アイホール あらすじ 背の低い柵でおおわれた小さな空き地。柵を囲むようにして、ベンチ。柵の内側にも椅子が数脚。鈴木が口笛を吹きながら現れる。人々 […]

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「名前のない星」戯曲賞――最終選考前の所感(2025年1月24日)

「名前のない星」戯曲賞 ←詳細はこちらのリンクから  最近、旧字体で書かれたような古い戯曲ばかり読んでいたので、今現在の作家の言葉で書かれたものを読むことは自分にとっては、とても新鮮だった。私事になるが、ベルリンで語学学 […]

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【戯曲を読む】No.16 マキノノゾミ『東京原子核クラブ』初演:1997年――内容と思想について

マキノノゾミ『東京原子核クラブ』小学館、1996年(単行本) ←神田が読んだほう マキノノゾミ『マキノノゾミ(1) 東京原子核クラブ』ハヤカワ演劇文庫、2008年(文庫) あらすじ(一幕だけ) 第一幕。  昭和七(193 […]

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【戯曲を読む】No.15 田中千禾夫『教育』1954年

田中千禾夫『教育』(教育・笛他一篇 戯曲)河出新書、1955年 あらすじ  外科医を志望し、病院で勉強している禰莉と、その母絵礼奴のもとに、瑠王が月々の生活費を渡しに現れていた。瑠王は、禰莉の父、絵礼奴の夫である。絵礼奴 […]

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【戯曲を読む】No.14 松原俊太郎『山山』 発表/初演:2018年

松原俊太郎『山山』白水社、2019年 話の流れ 松原俊太郎(1988-) 熊本県出身。神戸大学経済学部卒。2014年春、地点による『ファッツァー』(ベルトルト・ブレヒト作、三浦基演出)に魅せられ、戯曲を書き始める。戯曲『 […]

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【戯曲を読む】No.13 宮沢章夫『14歳の国』1998年初演

宮沢章夫『14歳の国』白水社、1998年  あらすじ 宮沢章夫(1956-2022) 多摩美術大学中退。80年代半ば、竹中直人、いとうせいこうらとともに「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」を開始。90年より「遊園地再生 […]

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