劇団辞めてドイツ行く(37)一時帰国――2024年11月16日

【今後の予定 希望含む】

2024年
11月23日 語学学校出発、デュッセルドルフへ
11月24日 デュッセルドルフからベルリンへ
11月25日 ベルリン・ブランデンブルク空港出発
11月27日 関空到着、大阪滞在
12月中旬 広島

2025年
1月末~  大阪・京都
2月中旬~ 羽田から再びベルリン?

 来週の1週間だけ、C1の授業を受講する。その後、友人がデュッセルドルフで通訳の仕事をしているので会いに行く。偶然だったのだが、彼のパートナーが私の中学時代の同級生だった。彼女もデュッセルドルフに行くとのことなので、久しぶりの再会となる。今はミュンヘンに住んでいるとのこと。そして、11月25日にベルリン空港からいったん帰国する。ベルリン→アテネ→シンガポール→関空と、行きと同じルートで帰るが今からすでに億劫だ。しかし、労働よりはマシである。トラブルないといいな。

 これは、語学の授業で同じクラスだったアメリカ人に教えてもらったことであるが、ミュンヘンまでは日本から直行便があるから、ベルリンにまた来るならそっちのほうがいいかもしれないよ、とのこと。今ざっと調べてみると羽田→ミュンヘン間で、14時間。もちろん、関西から羽田に行く時間(新幹線で4時間)、ミュンヘンからベルリン間は鉄道で6時間ある。飛行機によるトランジットはなるべく少ないほうがいい。ただ、一般的に直行便のほうが割高になる。トランジット中のトラブルに見舞われるリスクをとるか、リスクをさけて高いほうをとるか、を考えねばならない。アメリカ人の彼女は、いつもANAとか使っているみたいなのだが、うん、たぶんリッチだな。。。

 とはいえ、正直、関空→シンガポール→アテネ→ベルリンで合計30時間はあまり賢い移動方法ではない。飛行機のトランジットはなるべく少なくしたほうがいいということを学んだ。日本内での移動、ドイツ内での移動のほうが幾分か楽である。ドイツの携帯番号も確保してあるので、ネット環境も問題がない。というわけで、次回はルートを変える。羽田-フランクフルトも含めて検討する。中国経由だと、最安で片道5万円のものもあるが、どう考えても疲労の蓄積がキツイ。

 値段が安いからといって、安易にLCCを選択するべきではない。スクートは「スクートで来た」というと、「スクート!? あの最悪なやつ?」と複数回言われた。飛行機経験が少なすぎて、スクート以上も以下もないのだが、もうちょっと工夫すれば移動の負担もなんとかマシにできそうではある。移動時間30時間、トランジット2回は確かにきつかった。アテネで携帯無くしたし。それに、いろいろ荷物の重量やトランジット中に食事をとらないでもいいように食事などを追加したら、往復で30万円くらいになった。結局高くついたのである。この金額なら直行便でミュンヘンにも行ける。

 帰国したら、大阪・高槻にやや滞在し、その後祖母のいる広島へ向かう。安芸津(あきつ)というまったく何もない地域なので、ここでやや長めに滞在し、ドイツ語を自習しようかと思う。田舎なので、すごく家が大きいが、近所に何もなく、広島市内までは電車で1時間半から2時間程度はかかり、籠って何かするには適した環境である。ネックなのはネット環境である。ドコモの通信エリアマップを確認すると、4Gしか飛んでいない。なんだかんだ、ドイツでもオンラインで劇作家協会、京都舞台芸術協会の面々とミーティングすることが多く、あまり通信でもたもたしたくない。いろいろ検討してみたが、もしかすると、Starlinkの設置が最強なのかもしれない。田舎なので衛生通信を阻害しそうな大きな建物もない。ただ小さいが山があるので、そこがどう影響するのかを確認する必要がある。スターリンクは通常の基地局を介した通信と違って、衛星を介した通信になるので、ド田舎や海上でも使える。ウクライナ戦争で重要な役割を果たし、話題になった(ロシア側も不正に使っているという記事もある…)。

 ただ、数か月全く無職という状態だと、当然お金は増えないので、ちょっとでもなんとかする必要がある。リゾートバイトも何件か検討しているところであるが、どのサイトも派遣会社なので、釣り求人を掲載しておびきよせてから「こちらのほうがあなたに合った場所ですよ」と、わけのわからないことを言って、微妙な求人を勧めてくる。不安に駆られて働くことほど、よくないことはない。とりあえず今は勉強しないと。10万くらい持ち金が増えたらそれでいいか。

 今後の作戦を練り、その後劇場へ向かった。あと何本観られるか。